2009年

 
2009年8月11日

米国におけるリチウムイオン電池正極材料の新たな事業展開計画に対する、オバマ政権の補助金決定について

1.要旨
 当社の米国子会社である戸田アメリカインコーポレイテッドは、電気自動車、ハイブリッド自動車に用いるリチウムイオン電池の正極材料事業の展開を米国において加速させることを計画し、オバマ政権の景気浮揚を兼ねた次世代電池事業と電気自動車の生産と導入のための補助金給付に応募していましたが、8月5日、この計画に対して米国エネルギー省より35百万ドルの補助金がつくことが決定し、総額70百万ドルに及ぶ設備投資を含んだ事業計画の進行が加速されることとなりました。
 今回の補助金決定の中で、電池と部材事業関係に限定すると、補助金を獲得した日系企業は当社の1社のみでした。

2.欧米での新たな事業戦略
 戸田工業は2015年迄に、次世代電気自動車に向けたリチウムイオン電池用正極材料の生産拠点として、欧米においてはアメリカを拠点に総額70百万ドルの設備投資を行い、年間4,000トンの生産体制を構築することを目指しています。

3.オバマ政権の補助金の概要
 オバマ大統領は、8月5日、アメリカ合衆国の次世代の電池事業と電気自動車の生産と進展のために総額24億ドルの助成金付与の決定をしたと発表しました。

(内訳)

電気自動車用の電池と部材事業(30社 1,989.3百万ドル)

  電池、材料製造 9社 1,247.4百万ドル
  次世代電池製造 10社 235百万ドル
  次世代リチウムイオン電池リサイクル事業 1社 9.5百万ドル
  電気自動車用システム 7社 465.1百万ドル
  電気自動車用サブシステム 3社 32.3百万ドル
輸送の電化(18社 386.2百万ドル)
  次世代車両の電化 4社 254.4百万ドル
  輸送インフラの電化 1社 22.2百万ドル
  次世代車両と輸送インフラの電化 3社 70.5百万ドル
  次世代電気自動車への教育プログラム 10社 39.1百万ドル

4.戸田工業の今日迄の取組
 戸田工業は、2000年より電池材料事業の販売体制を国内外に整えて来ました。現在では、山陽小野田市、北九州市、カナダに生産、開発の拠点を設けています。商品群は、コバルト系、ニッケル系、マンガン系、三元系とフルカバーしています。
 2008年度は苦境を経験しましたが、売上高は120億円迄に成長しました。

5.戸田工業の強み
 戸田工業は、以下の点で強みを有しています。
(1)電気自動車に強いニッケル系、三元系の正極材料を始め、すべてのリチウムイオン電池の正極材料を商品ラインナップに有しています。
(2)湿式合成法により、求められる様々な性能を柔軟に具現化させることができます。

6.謝辞
 なお、この度の補助金の申請に当たってはサウスカロライナ州政府その他関係者の皆様に多大なご協力を頂いたことに感謝します。

7.問合せ先
 戸田マテリアル株式会社 北九州工場
 代表取締役社長 工場長 植野健二
 電話:093-771-7799

 戸田工業株式会社 東京オフィス
 Energy Solution Company プレジデント 常務執行役員 荻須謙二
 電話:03-3433-2411


以 上


 

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