持続可能な調達

当社は、創業以来常に創造と創意工夫の精神を持ち、研鑽を積み、感覚と感性を磨き、価値の創造を目指してまいりました。当社が世界トップクラスの素材メーカーとして、今後もより一層社会に貢献できるよう、調達方針として以下を掲げます。

指針
  • 法令の遵守 :調達に関わる全ての活動において法令を遵守し、公正な取引を行います。
  • CSR :よりよき市民としての責任を認識し、自らCSR活動を行うと共に、志を同じくするお取引先様と連携し、社会貢献を果たしていきます。
  • グリーン調達 :購買取引は、資源保護ならびに環境保全に留意した調達方針を行います。
  • 公正公平な取引 :購買取引は、広く取引市場を開放し、国内外を問わず公平かつ公正な基準にもとづいて行います。
  • 取引先選定 :取引先の品質、価格、納期等を総合的に評価し、また原価低減活動推進、新材料、新技術の提供可能性なども考慮した経済合理性に基づく選定を行います。
  • 購買取引は、常に堅実性を旨とし、投機的な取引は行いません。
  • 購買取引において提供される資料や情報は、厳格に管理いたします。
  • 人権方針に基づき、購買取引においても人権尊重の責任を果たします。
  • エネルギー・水・原材料などの資源について適切な管理を行い、効率的な利用に取り組みます。
責任ある鉱物調達に向けて

近年、世界の紛争地域及び高リスク地域で採掘される鉱石が武装勢力や反政府勢力の資金源となり、世界的に深刻な課題となっております。2010年に米国で成立した金融規制改革法では、武装勢力の資金源を断つことを狙い、米国上場企業に対し紛争地域であるコンゴ民主共和国(DRC)よびその隣接国原産の金、タンタル、すず、タングステンの4種類の鉱物の使用状況について、情報開示を行うよう義務づけました。

さらに、2021年にはEU紛争鉱物規則が施行され、紛争鉱物を社会課題として捉え企業に対応を促す取り組みが世界に広がっております。

戸田工業グループにおいても、お取引様に対して責任ある鉱物認証プロセス(RMAP)に則った調達をお願いしております。また、紛争鉱物だけでなくコバルト、天然マイカ等の拡張鉱物問題に対しても責任あるグローバル・サプライチェーン構築を進めて参ります。