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戸田工業について

微粒子の可能性を、
世界の可能性に変えていく。

私たちの技術や製品は、実は身近な生活のあらゆる場面で活かされています。
便利で快適な世の中のために。安全で安心な生活のために。生活と社会を「素材」から支え、「未来」の発展に貢献しています。

戸田工業の製品

製品分野
磁気切符 磁気カード
高い信頼性が求められる磁気切符や磁気カードなどに当社の磁気記録材が利用されています。当社の製造する磁気記録材は業界トップシェアです。
また、コンピュータ用デジタル磁気記録テープにも当社の素材が利用されています。
自動車
最先端技術が搭載される自動車には、様々な化学素材が利用されています。当社グループの素材も、自動車のリチウムイオン2次電池、ポンプ用モータ、電子部品、ABSセンサー、ブレーキパッド、コーティング塗料などに使用されています。
電子部品
電気自動車、スマートフォンなどに搭載される電子制御機器は、高機能化に伴い多くの電子部品が使用されています。当社では電子部品に搭載されるインダクタやコンデンサに使われる化学素材を製造しています。
省エネ家電
近年増えている、省エネタイプのエアコンには、エネルギー消費の少ないモータが搭載されています。それらのモータには、当社が製造する磁石粉末と樹脂を混ぜ合わせた様々な形に成形できる磁石素材が使用されています。
スマホ・非接触充電器
スマートフォンの非接触充電機能を支える素材として当社の磁性材料が利用されています。その他にもスマートフォンの進化に伴い多くの電子部品が搭載される一方、当社素材が電子部品の軽薄短小に貢献しています。
化粧品
当社の創業からの製品であるベンガラなどの酸化鉄顔料は、酸素と鉄でできており、自然界に存在する人体に無害な元素のため、古くより口紅などに利用されていました。それは今でも変わらず、口紅やファンデーションなど、様々な化粧品に体に優しい素材として利用されています。
トナー
コンビニや学校などでコピーやプリントをする際に使う複合機のトナーには、当社の黒色の酸化鉄が使用されています。
また、複合機内でカラートナーを運ぶキャリアと呼ばれる磁性材料にも使用され、当社製品は複合機の印刷機能を支える重要な役割を担ってます。
船底塗料
創業からの製品でもあるベンガラは、酸素と鉄が結び付いた赤色顔料(酸化鉄)です。ベンガラは、優れた防錆、防腐効果があり、古くより船底や建材などの防腐・防錆塗料として利用されています。

トップメッセージ

多様な粒子の未来を創るのは、多様な人材です。

戸田工業は、200年の歴史を持つ微粒子の会社です。人類最古の顔料「ベンガラ」の製造業として創業した当時は、鉱山からの副産物を酸化鉄の微粒子に加工する技術者集団でした。その後、業界をリードする独自の微粒子合成技術を確立して、酸化鉄を中心とする多様な化学素材を開発・製造しながら成長を続けています。

変化する時代を生きぬいてきた背景には、常に次世代を見据えて、お客様と社会の期待に応える開発力と技術力を磨いてきた経営姿勢があります。そのための人材投資は惜しみません。

現在、先輩社員の3分の1は、研究開発部門の「創造センター」で活躍する技術者です。ただし、これから共に働く新しい仲間に求めるのは、科学的な素養よりも、未来への希望となる新しい価値の創造に挑む熱意です。それは、すべての社員に持ち続けてほしい志であり、200年にわたって受け継がれてきた当社のDNAです。

部署や役職の垣根がない風通しの良い組織ですから、若手社員が自由な発想でアイデアを出し、新しい事業にもチャレンジしています。働きやすく働きがいのある職場環境で生まれる信頼関係は、新卒社員の入社3年以内の離職率が低く、女性の産休や育休の取得率・復帰率は100%という数字にも表れています。

一粒の粒子に無限の可能性があるように、人間もまた限りない可能性を持っています。ひとりひとりの情熱が未来を創ることを、私たちは知っています。カーボンニュートラルなど、世界の目標の実現につながる先進技術も注目されている、戸田工業で未来の課題に立ち向かいませんか。

代表取締役社長執行役員
寳來たからぎ しげる

会社情報

商号
戸田工業株式会社(TODA KOGYO CORP.)
本店所在地
広島県広島市南区京橋町1番23号
設立
1933年(昭和8年)11月30日[創業:1823年(文政6年)]
資本金
74億77百万円
売上高
349億円(2023年 3月期 連結)
従業員数
374人(単体) 846人(連結)(2023年3月31日現在 )