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戸田工業の人開発職

研究からスケールアップまで
一貫して手がけられる醍醐味

松浦沙樹Saki Matsuura

創造本部商品開発1部
基礎技術開発1グループ
2021年入社/創成科学研究科(修士)卒

入社後の経歴

入社1年目
基礎技術開発1グループに配属
新人研修で半年間、開発だけではなくさまざまな部署の業務を体験。その後、開発部署の中で色々な材料に触れながら、先輩と二人三脚で実験に慣れていく。
入社3年目
同部署に所属
テーマを与えられ、自分で考えながら粒子の開発や環境材料に応用できる材料の探索などに従事。産学連携プロジェクトの主担当としても活躍している。

担当業務について

基礎技術開発1グループでは、CO₂の排出量削減や土壌・地下水浄化などの環境問題の改善やSDGsの目標を達成できる新しい材料の開発を行っています。私が現在担当している材料は、ハイドロタルサイトという粘土鉱物の一種です。農業用ポリオレフィンフィルムの保温剤や、バングラデシュの井戸水に含まれるヒ素を吸着・除去する機能性吸着材など様々な用途に利用されています。要望や用途に応じて粒子設計を行い、より優れた機能の粒子を開発するだけでなく、既存製品の性能評価や他用途探索なども手がけています。

仕事のやりがい

開発業務は基本、個人に任せてもらえるので、指示されたことをやるだけでなく、自分なりに「こういうデータがあったらいいな」と考えてトライできるところが魅力ですし、楽しいですね。しかも研究開発だけでなく、それを商品化・量産化(スケールアップ)するためにはどうしたらいいか、というところまで一連で手がけられるので、“開発職は研究のみ”といった職場にはない醍醐味を感じられます。スケールアップは研究とは違う難しさもありますが、新しいことを常に知れてワクワクしています。

入社される方に期待していること

私たちは同じ材料と向き合い続けているので、まっさらな状態で入社した人の新たな視点で、気になったことをどんどん発信してほしいなと思います。それが合っている、間違っている、という観点ではなく、「新たな目線での気づき」が大きな発見につながることもありますから。当社は、大昔から使われていた酸化鉄の製造から始まっていますが、ひとつの材料にこだわらずに、幅広く材料を展開しているので、ご自身の興味のある分野も見つけやすいと思いますよ。

ある日のスケジュール
8:30

出社・朝礼

8:50

実験スタート自分のテーマをもとに、各種データを収集

11:30

昼食

12:30

実験・分析既存製品のデータを分析して、性能を評価

15:00

データのまとめ、資料作成

17:00

事務作業明日の予定や実験内容を確認

17:15

退社